むくみやすい理由

そもそも、どうしてむくんでしまうのか?

人間の身体には血液が循環しています。ご存知の通り心臓や筋肉がポンプの役割を果たし、動脈を通って全身を駆け巡り、静脈を伝って心臓へと戻ってきます。動脈には酸素や栄養素を積んだ綺麗な血液が循環し、それが毛細血管まで流れていきます。毛細血管にたどり着くと、間質液と呼ばれる液状になって、細胞にしみわたります。細胞に染み渡った間質液は、酸素や栄養素を届けつつ、同時に、周囲の不要になった水分や老廃物を吸収します。そして血液に戻り、今度は静脈を通って心臓に帰還。ふたたび酸素や栄養素を積みなおして、動脈へ・・・という流れで循環しているのです。
ところが、何らかのトラブルにより、水分や老廃物をうまく回収できないと、細胞間にそれらが蓄積され、皮膚の下がパンパンに膨れ上がってしまいます。これが浮腫(むくみ)のメカニズムです。

むくみやすい2つの理由

むくみになる理由の1つは、「重力」の問題です。地球には、そして人体には重力がかかっているため、血液や水分は下へ下へと溜まってしまいます。本来であれば、血流によりくまなく全身を駆け巡るはずですが、たとえばデスクワークのように長時間同じ姿勢のまま椅子に座っていると、脚の血流が悪くなり、血液循環が滞ってしまいます。すると水分が回収されづらく、また血液から余分な水分がしみだしてしまうため、足に水分が溜まってしまうのです。

2つ目の理由は「筋力の低下」です。筋肉は心臓と同じように、血液を送り出すポンプの役割を果たします。ところが筋力が低下すると、ポンプの機能も弱まり、血液が循環しづらくなります。血流が滞るようになると、上記と同じように、身体に、特に脚に水分が溜まりやすくなってしまいます。